議会活動

令和元年 第4回定例会 一般質問
令和元年12月12日

施策展開はもっと柔軟かつ大胆に!!

今年最後の定例会を迎えました。一般質問で県政全般にわたり質しましたが、特に、隣県との良好な関係構築、消防団の担い手対策、障害者を含む県内スポーツの競技力向上対策、精神障害者への医療費支援制度、薬剤師会との連携強化、海洋エネルギー資源の活用問題など、多くの課題を取り上げました。しかし、相変わらず消極的な答弁の繰り返しでありました。お隣の富山県での施策展開はもっと柔軟かつ大胆であるような気がしてならないのですが、いちど皆さんにもご意見を伺ってみたいと思っております。

  • 富山県との連携は上手くいっているのか

    谷本知事

    知事同士の懇談会は2013年の石川開催を最後に開かれていない。今後とも、知事同士をはじめ、様々なレベルでしっかり連携したい。

  • 消防学校の再整備は

    県の消防学校は、消防士の資質向上の大切な機関であるが、すでに建設から37年が経過しており、改築を含め機能強化の検討を始めるべきだ。

    谷本知事

    どのような機能強化が必要か検討していく必要があるが、改築時期は財政状況を見極めて慎重に考えたい。

  • 障害者スポーツへの支援

    障害者スポーツにおける「県スポーツ推進計画」の成果を聞く。

    清水県民文化スポーツ部長

    障害者アスリートへの支援は昨年度12件の実績があり、関係者から高く評価されている。今年度も支援の拡充を行なったところ。

  • 学校薬剤師の処遇を図れ

    報酬や機材維持費に市町で差があり、一番で維持が困難になっている。

    田中教育長

    報酬や学校環境衛生検査の機材費について市町で対応が分かれていることは承知しているが、実情を踏まえて決めていると聞いている。

  • 精神障害者の医療費を拡充せよ

    身体や知的障害者と同様に、精神障害者保健福祉手帳1・2級所持者についても助成対象に拡大すべきでは。

    谷本知事

    10月に共生社会づくり条例を施行し、障害の有無に関わらず共に暮らしやすい地域社会づくりを推進しており、市町をはじめ関係機関の意見も聞きながら検討をする。

令和元年 石川県議会 総務企画県民委員会
令和元年10月15日

消防学校の強化を検討

石川県消防学校は1982年に建設されすでに37年余り経過し、老朽化も進んでいる。県民の安心、安全の最前線で頑張っていただく消防職団員を養成、研修する場でありながら、富山県のそれと比べても訓練施設としては規模的、機能的にも足りていないとの意見が関係者から寄せられ、建て替えを含めて機能の見直しを県執行部に迫りました。
これに答えて伊藤信一危機管理監は「自然災害が大規模化し、現場で求められる活動も高度化している。どのような機能強化が必要か検討を進める」と述べました。

令和元年 9月定例会 一般質問
令和2年9月13日

障害者の採用をさらに進めよ!

知事の政治姿勢を中心に質しました。全国で最も多選でありながら、なぜ全国知事会会長を目指さないのか。近年の低投票率についてや改憲問題、日韓情勢、国からの出向人事、東京のアンテナショップのあり方、さらには月間北國アクタス8月号の特別インタビューで、森元首相が県政を「谷本株式会社」と指摘したことなどに関して、知事の本音に迫ろうとしましたが、答えはどれもこれも当たり障りのないものばかりでとても残念に感じました。
  • 県教育委員会においても障害者雇用に取り組め

    事務職員や実習助手については試験などでの配慮をしながら、法定レベルまで採用を増やすべき。

    田中教育長

    6月時点での障害者雇用率は1.55%で、法定雇用率の2.4%を下回っている。今年度から教員採用試験に障害者の選考区分を新設したが、今後とも配慮していきたい。

  • 利便性の高い投票所設置に取り組め

    投票率向上のため、有権者の利便性を考慮した対応を。

    吉田選挙管理委員

    今回の参院選では通常の市役所などに加えて、高校や商業施設など9か所にも期日前投票所を設置した。今後とも、投票率向上に向けて努力していきたい。

  • 県OBの再就職について

    外郭団体に再就職することはどんな利点があるのか。

    谷本知事

    行政を補完する外郭団体を通して地域社会に貢献するという人材活用の観点で有意義と考える。

  • 空き家対策をもっと進めるべきでは

    県及び県内市町の空き家対策の状況は。

    竹俣土木部長

    今年度中に県内全19市町で空き家対策計画策定が完了する。倒壊の恐れがある「特定空き家」に258件が認定され、80件が市町の補助制度を活用して撤去、特に危険性の高い3件は行政代執行で対応した。

令和元年 第2回定例会 一般質問
令和2年6月12日

県職員の働き方改革を進めよ!

8期目の県議選後の初めての質問戦は、自民党県連総務会長としての代表質問となりましたが、私個人の考えばかりを述べるわけにはいかず、少々もどかしさも残りました。川崎での児童殺傷事件を受けて、登下校時の安全確保対策を強く要望、さらに知事の欧州でのトップセールスの成果、さらに4月に就航した小松・香港定期便についても聞きましたが、果たして次のダイヤ改正でも定期便として続くのか、心配する声も聞こえてきます。

  • 働き方改革をどうするのか、教員の多忙化改善も強く対応を望んでおきたい

    県職員の長時間労働の是正に向け、職員の意見改革など抜本的な対策が必要だ。

    谷本知事

    職員の時間外勤務は減少傾向であり、年次有給休暇の取得も増加傾向にある。管理職に対しては従来の仕事の進め方を抜本的に見直すよう周知徹底を図っている。

  • ILAC(アイラック)について

    いしかわ就職・定住総合サポートセンターが開設されてから3年、これまでの成果をどのように総括するのか。

    谷本知事

    県内移住者数は累計で1027人となった。高齢者や女性の就職者数も累計で1200人を上回り、着実に成果が上がっている。今後も一層、期待に応えていきたい。

  • 災害後の被災者への対策は

    多くの要望がある被災者生活再建支援法の改正など、速やかな生活再建に繋がる積極的な取り組みを国に求めるべきでは。

    谷本知事

    被災者生活再建支援制度の支給対象が半壊世帯まで拡充されるよう、引き続き全国知事会などを通じて国に働き掛けていきたい。

記者の一言
谷本知事は紐野氏から来年の東京五輪を現地で観戦するのかと問われ、「可能なら会場で多くの人と感動を分かち合いたい」と答えた。
平成31年 第1回定例会 一般質問
平成31年2月26日

児童福祉士の充足度は!

今任期の最後の質問となりました。昨年の知事選挙の際に、自民党と交わした政策協定について質しました。その際に約束した「県民への説明責任を丁寧に果たす」ために、全国で石川県だけが行なっていない「定例記者会見」の開催をするよう今回も求めましたが、相変わらずの答弁でした。知事は、いったい政策協定をなんと心得ているのでしょうか。

  • 児童虐待問題は切実だ

    児童相談所の役割は大きく、虐待対応を強化するために必要な「児童福祉士」は県内で足りているのか。

    片岡健康福祉部長

    国の基準である14人を上回る18人を配置している。一人当たりの対応件数は26件と全国でも少ない。

  • 外国人に就学の機会が必要

    4月に始まる外国人労働者受け入れ制度の下、拡大が予想される外国人の子供が学べる学校への期待が高まっている。

    田中教育長

    教育再生実行会議の提言は承知している。夜間中学校については市町から要望がないが、相談があれば対応を考えたい。外国人の子供は、今年度は小中学校7校で91人が学んでいる。

  • 災害応援協定締結をもっと進めよ

    民間事業者などとの締結をもっと積極的に進めるべきだ。

    山本危機管理監

    医療救護、生活必需品の供給、応急復旧工事など様々な分野でこれまで143団体と結んだ。引き続き必要と思われる分野で締結に努めていきたい。

  • 公文書管理ができていないのでは

    地方自治法で定められている事務引き継ぎ書は何故ないのか、知事では石川県が全国で唯一できていない。

    東総務部長

    何故作成されていなかったかは不明だが、知事を始め幹部職員は今後定期的に作成、保存していきたい。県処務規定で定められる一般職員についても、徹底するよう各部局に伝えた。

記者の一言
「安倍首相とドイツのメルケル首相は何が実現可能か見極める能力に優れ、政治的嗅覚に鋭いと言われているが、谷本知事も似ている。」紐野氏は谷本知事を国のトップになぞらえながらも「長期政権で権力者は尊大になりがちで批判が耳に入らなくなる」とチクリ。
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